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翔ぶが如く

作成:2005/03/11, 最終更新:2005/03/13



明治初期の激動を、西郷と大久保を軸に二人が死に至るまでを描いた全十巻の長編。

まず第一印象としては、作品全体を通して言いようのない"暗さ"を感じました。西郷や大久保の性格、行動には陰があるし、国権確立までの背景など昭和初期の陸軍閥による狂気の時代につながるポイントが多いためかもしれません。たった数年の違いにもかかわらず、竜馬を中心とした幕末のポジティブなエネルギーがほとんど感じられないのは印象的でした。

そして今、読み終わってあらためて思い返すと、考えさせられることが本当に多い作品だったと思います。明治維新は士族を否定した革命であり、その最後の詰めとして西南の役が起こり、薩摩の敗亡とともに源平から続く武士の時代が終わる。それと同時に現代まで続く日本国政府の基礎が構築され、新しい時代が始まる。。。

国家とは何か、官とは何か、組織とは何か、武士とは何か、、、本当に多くのことを考えさせられました。現代日本のルーツをするどく描く、珠玉の長編作品だと思います。


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